日系企業が中国でビジネスを行う際の、労務上の主な留意点を全6回の連載にて解説いたします。
【第1回】
1.労働時間
- 法律上毎日の勤務時間は8時間、週40時間、週最低1日は休日(但し、週休2日は主流)
- 当局の許可を得て不定時労働時間制又は総合労働時間制といった特殊労働時間制を選択することができる。
- 残業時間は、最大日3時間まで、最大月36時間まで。
- 妊娠7か月以上および1歳未満の乳児のいる女性従業員に残業または深夜労働(午後 10 時から午前 5 時までの労働)は禁止されている。
2.休日・休暇
- 法定祝日は年11日間(元旦(1日)、旧正月(3日)、清明節(1日)、労働節(1日)、端午節(1日)、中秋節(1日)、国慶節(3日))。
- その他、有給として「年次有給休暇」「病気休暇」「出産休暇」が与えられる。
※病気休暇、出産休暇の付与日数は、地方によって異なる。